名刺にメモをするのはNG？注意点やメモの活用方法について解説

更新日: 2023-05-25

名刺交換の場では、相手のことを忘れないために「名刺にメモをしたい」と思うこともあるでしょう。

名刺にメモをすることには様々なメリットがありますが、それと同時に、気をつけるべきポイントもいくつかあります。

そこでこの記事では、名刺にメモをする際の注意点について詳しく解説していきます。

さらに、名刺にメモをするメリットと、名刺の裏面にメモ欄をつけるメリットについても解説していきます。

この記事を読むことで、名刺にメモをする際の注意点とメモの活用方法が分かりますので、ぜひ最後までご覧ください。

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【結論】名刺にメモをしても大丈夫？

結論から述べますと、名刺にメモをすること自体は問題ありません。

ただし、付箋やメッセージカードを使うなどして、できれば名刺に直接メモをするのは避けた方が良いという意見もあります。

また、名刺にメモをする際には、いくつか注意点があるので気をつけましょう。

例えば、「相手のいる場所でメモをしない」や「プライベートな情報はメモをしない」などです。

名刺にメモをする際の注意点

では、名刺にメモをする際にはどんなことに気をつける必要があるのでしょうか。

ここからは、名刺にメモをする際の注意点について具体的に見ていきましょう。

相手のいる場所でメモをしない
メモは簡潔に書く
プライベートな情報はメモをしない

相手のいる場所でメモをしない

名刺はその人の「顔」であるため、相手のいる場所で名刺にメモをするのは、相手の顔を汚すことになると言われています。

そのため、名刺にメモをするのは、商談が終わって会社や自宅に帰ったタイミングにしましょう。

万が一、その場でメモが必要になった際には名刺ではなく、手帳やメモ帳などを利用します。

また、相手から受け取った名刺に限らず、自分の名刺であっても、相手のいる場所でメモをするのは好ましくありません。

自分の名刺に相手へのメッセージを書きたいといった場合には、事前に準備しておくのがスマートです。

ここまで、相手のいる場所で名刺にメモをしてはいけないとお話ししてきましたが、例外があります。

それは、名刺に訂正が必要な場合です。

例えば、相手から受け取った名刺に記載されている電話番号やメールアドレスの一部に誤りがあり、相手から訂正を依頼された場合などです。

メモは簡潔に書く

名刺にメモをする際には、内容を簡潔にまとめましょう。

例えば、以下のようなイメージです。
- 「5月10日、プレゼン、長髪でメガネ」
- 「5月10日：商談、次回6月1日：資料持参」
素早く書けて、後で見返した際に相手のことをきちんと思い出せるようなメモにしましょう。

また、引き継ぎなどで他の人に見せることも想定してメモの内容はわかりやすく、かつ適切なものにします。

プライベートなことやネガティブなことを、むやみに書かないようにしましょう。

プライベートな情報はメモをしない

先ほども少し触れましたが、名刺にメモをする際には、個人情報の取り扱いに気をつけなければなりません。

なぜなら、万が一紛失などしたらトラブルにつながる可能性があるからです。

プライベートな情報とは、例えば、相手の住んでいる場所や、行動範囲を特定できる情報などを指します。

プライベートな情報は、紛失などのリスクを踏まえた上で、メモをするか判断しましょう。また、「名刺管理ソフト」にも残さない方が無難です。

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名刺にメモをするメリット

ここからは、名刺にメモをするメリットを4つ紹介していきます。

名刺にメモをすることで、ビジネスのチャンスを広げるきっかけにもなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

相手とのコミュニケーションが円滑になる
相手の不在時にメッセージを残せる
相手に覚えてもらいやすくなる
情報を1か所にまとめられる

相手とのコミュニケーションが円滑になる

名刺にメモをすることで、相手とのコミュニケーションが円滑になるというメリットがあります。

相手の特徴や、次回のアポイント情報などを名刺にメモしておくことで、相手のことを思い出しやすくなるでしょう。

さらに、会話が弾むなどして相手との距離が縮まれば、新しいビジネスの機会を得られるかもしれません。

相手の不在時にメッセージを残せる

相手が不在の際に、名刺にメッセージを書くことで置き手紙のような使い方もできます。

相手の不在時に名刺にメッセージを残すメリットは、誰が来たのかすぐにわかるということです。

例えば、「お目にかかれる日を楽しみにしております」などと、ポジティブなメッセージ内容にしてみましょう。

その他、「飛び込み営業をしたけれど、担当者が会ってくれなかった」といったケースでもメッセージ入りの名刺を資料などと一緒に渡すことで、後日連絡をもらえるかもしれません。

相手に覚えてもらいやすくなる

手書きのメッセージ入りの名刺を使っている人は多くありません。

そのため、相手が日々名刺交換をする営業マンなどであっても、自分のことを覚えてもらいやすくなるでしょう。

さらに、ポジティブな内容のメッセージで相手に良い印象を与えられれば、一緒に仕事をしたいと思ってもらえるかもしれません。

他の名刺と差別化したいという人は、名刺のメモ欄を活用してみましょう。

情報を1か所にまとめられる

情報を1か所にまとめることができるのも、名刺にメモをするメリットの1つです。

相手の名前や連絡先と一緒にメモを書き込むことで、情報を管理するのが楽になります。

また、名刺はサイズがコンパクトなので、ポケットや財布に入れて持ち歩くことができます。

必要な情報がいつでも手元にあるというのは、名刺ならではのメリットと言えるでしょう。

名刺の裏面にメモ欄をつけるメリット

ここからは、名刺の裏面にメモ欄をつけるメリットを2つ紹介していきます。

ただ空白にメモをするよりも見栄えが良い
デザインのアクセントになる

ただ空白にメモをするよりも見栄えが良い

名刺の裏面にメモ欄をつけることで、きれいにメモをすることができます。

ただ空白にメモをしても、字が斜めになってしまうなど見栄えが悪くなってしまいがちです。

しかし、メモ欄があれば名刺の整った印象が損なわれません。

名刺のメモ欄は、相手にメッセージを残したいという時に便利です。

また、自分でメモ欄を使わない場合は、相手に「よろしければメモ用にお使いください」などと伝えてみると親切です。

デザインのアクセントになる

「名刺の裏面のデザインがなんだか寂しい」と感じる場合、メモ欄をつけることでデザインのアクセントになります。

見た目だけでなく、実用性も高いので一石二鳥です。

メモ欄のデザインは、表面のデザインと会社のイメージにマッチするものを選ぶと一貫性が出ておすすめです。

なお、メモ欄のデザインは、罫線の引いてあるものや、「MEMO」と記載されている比較的シンプルなものが定番となっています。