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新井美保 / アライミホ / クリエイター

掲載日:2009年4月22日

CREATOR INTERVIEW / クリエイターインタビュー

息は止めなくて良いと思います

ちょっと撮影のことについてお聞きします。
こういう人多いと思いますが、写真撮ると手ブレが酷くて。どうしたらいいでしょう?
脇をしめて撮影するといいですよ。
あとは三脚を使って撮ってみてもいいかもしれませんね。
脇をしめる。なるほどー。
あと、撮影する時、息を止めろと人から言われたことがあるんですが・・。
息は止めなくて良いと思います(笑)。
人から言われたこともないですよ。
誰ですか、私にそんなこと言ったの?(笑) 非常事態の時、カメラは持っていきますか?
持っていきません(笑)。 緊急時に持って出るのはお金とかじゃないですよね。
でも、以前住んでたマンションで、日曜の夜中2時に火事があって、すごくびっくりしたんですけど、
一応通帳類は持って逃げました(笑)。
デジカメだとPCを使ったりすると思うんですけど、PCは得意ですか?

学生の時はイラストレーターやフォトショップを使ってました。
初めて就職した会社の仕事が事務系だったんですけど、そこではエクセル等を使ってましたね。
今の会社は入って一年なんですけど、企画の仕事でホームページ更新や営業資料の作成をしています。今映像を作っていて、
プレミアエレメント(※映像編集ソフト)を使ってます。
使い始めの頃はハイビジョンの設定で悩んだりしました。
画像が取り込めなくて、プレミアのバージョンを変えてみたりとか。
設定のせいだと気づいたのは随分あとで。
あとはDreamWeaverをたまに使ったりしますね。

画像の処理は主にフォトショップでやります。
色調整がメインで、風景は緑色などを調整して見やすくしたり、
人物の場合は、特に肌色に気をつけます。

その人自体の魅力

今まで撮影した写真の中で、印象に残っている場所とかありますか?
  • 特別な場所で撮った写真ではなく、みじかな場所、家とか地元で撮った写真が良いですね。
    普段と同じ場所、同じ風景の。
    ココでコレを撮る、ではなく、偶然の出会いが大切で、そのほうがいい写真が撮れると思います。

    いい写真って、カメラが云々ではなくて、その人が撮る、その人自体の魅力っていうか、
    目の付け所だと思うんです。
    見てる人と合う、合わないはあると思うんですけど、合った時にはグッと来るような写真が撮りたいですね。

これから行くとすれば、山奥とか、出雲大社に行きたいですね。 昔から云われのある場所だけに、
なにかありそうかもと思って。
神話がある場所というだけで行く価値があるかも、と考えたりします。

見つけたらすぐ撮れる瞬発力

好きな写真家とか、写真集はありますか?

好きな写真家は午腸茂雄さん(※1983年、36歳で死去)と、
石元泰博さん(※元桑沢デザイン研究所講師)ですね。
石元さんの写真集「シカゴ、シカゴ」(※美術出版社1969年刊)が
学校にあって良く見てました。

自分で持っている写真集は午腸茂雄さんの「セルフアンドアザーズ」(※2003年刊)です。
学生の時、写真をたくさん見ましたが、その中で一番しっくりきました。
自分でお金を出して買った写真集はそれだけですね。
身近な人を撮ってるだけなんですけど、すごくいい写真集です。

私がお金を出して買った写真集は諸事情ありまして、言えません。
将来の夢はありますか?

学生時代は有名になることが成功だと思っていたんですけど、
今は毎日を楽しく過ごすことが大切だと思っていて、
自分の一言や行いで周りの人に喜ばれることもあるし、逆もあります。
今を良くするように変えていって、
仕事から始まって、
だんだん周りのみんなも良くなっていく。
そんな風に考えてます。

今の自分の写真については、まだまだだと思いますが、
学生の時の撮影感覚が良かったので、取り戻そうと思ってます。
その感覚っていうのは、すぐにピントが合うとか、見つけたらすぐ撮れる瞬発力です。
カメラは昔より便利になってますけど、今は被写体を見つけてもパッといけない感じです。
でも去年くらいからは良くなってきてますね。

最後の質問になります。あなたにとって写真とは?
好きなもの、です。
見た時の風景を切り取ったり、
なにげないものを見た時に吸い込まれる感じは写真じゃないと無いと思います。
新井美保さんでした。ありがとうございました。

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